◆ 看護職員が活躍する主な事業所 ◆
鶴岡協立病院
鶴岡協立病院3病棟
鶴岡協立病院3病棟は「地域包括ケア病棟」です。急性期の治療はもちろん、疾患をかかえながら地域で暮らしている方、一人暮らしの高齢者など、様々な方が入院しています。
主な役目として、入院された患者様が住み慣れた地域で生活を続けられるように患者様と患者様を支える多職種で話し合いを重ねて退院調整を行っています。
高齢の独居生活の方、がんなどの病気をかかえ余命が限られている方、家族の生活スタイルに合わせサービス利用が必要など、様々な調整を行い、退院していく姿を見送る時、とてもやりがいを感じています。
私たちは患者様やそのご家族の希望をかなえられるよう「日々、話をすること」を大切にしています。
様々な生活パターンに合わせ、よりよい退院調整を行っていけるように病棟スタッフ一丸となりがんばっています。
鶴岡協立病院4病棟
鶴岡協立病院4病棟は、2021年12月より循環器科、外科、内科 産婦人科の急性期一般と地域包括ケア病床のケアミックス病棟となりました。
手術や治療、検査などを必要とする急性期疾患の看護から慢性期の看護、地域包括ケア病床では、治療を終え病状が安定した患者さんに対し、在宅や介護施設への退院に向けて医療・看護・リハビリテーションを行い、介護職、薬剤師、栄養士、医療相談員(MSW)、事務等の多職種とも連携しながら支援を行ってます。
鶴岡協立病院5病棟
鶴岡協立病院5病棟は、呼吸器内科・皮膚科・内科・外科の障害者病棟です。高齢者が多く、呼吸器管理・酸素吸入・経管栄養が必要な患者さんへのベッドサイドでの笑顔のケアを大切にしています。また、退院に向けてリハビリを頑張っている患者さんが、日々元気に回復されている様子が嬉しいです。入院が長くなった患者さんは、コロナ禍でご家族との面会は叶いませんが、四季折々鶴岡協立病院5病棟の窓から見える鳥海山・月山などの眺めに癒されながら、療養生活を送っています。他職種と連携しながら、患者さんの立場に立った看護を提供しています。
鶴岡協立病院外来看護科
外来(救急車受け入れから慢性疾患まで)・手術室(カテーテル検査・治療・外科や整形、皮膚科などの手術)・内視鏡室(胃カメラ・大腸カメラ・内視鏡治療・胃瘻造設など)の3つの部署で構成されています。
幅広い年齢層の看護師が勤務しています。
子育て世代から超ベテランナースまで患者さんに安心・安全な診療・検査・治療が行えるよう日々の看護をしています。
鶴岡協立病院透析室
鶴岡協立病院の透析室で1977年に庄内地方で初めての血液透析治療が開始されました。現在は約80人の患者さんが血液透析を受けてます。通院手段のない患者様へ無料の病院送迎サービスの提供も行ってます。
ほとんどの透析患者さんは血液透析を一生続けていく必要があり、患者さんは週3回、毎回4~6時間位、病院にいることになります。透析看護師は患者さんにとっては家族と同じ位、場合によってはそれ以上の長い時間を一緒に過ごすことになります。通院歴30年以上という患者さんもいらっしゃいます。
透析室は医師が 3人、専属看護師 7人、臨床工学技士 1 0人、看護助手 4人、医療事務員 1人が配置されてます。今でこそチーム医療という言葉がよく使われていますが、透析医療は、多職種の専門家が知識と技術を合わせて発展してきました。今後、透析患者さんに関わる医療従事者の種類はさらに増えていくと思いますが、医師、看護師、臨床工学技士のほかコメディカルや医療ソーシャルワーカーなどチームでの関わりが大切になります。透析室の看護師の役割を考えるうえで、看護師は何ができるかというのも大事ですが、患者さんが何を看護師に望んでいるかを知ることが重要です。患者さんに寄り添い、一人ひとりを知り、心から向き合う透析看護を目指しています。
鶴岡協立リハビリテーション病院
鶴岡協立リハビリテーション病院2階南病棟
鶴岡協立リハビリテーション病院2南病棟は回復期リハビリ病棟で脳血管疾患や整形疾患で障害を持った患者さんが住み慣れた自宅に安心して退院できるよう多職種で連携しながら看護しています。
疾患管理から退院調整まで看護師の仕事は多岐にありますが、元気に退院していく患者さんの姿が励みとなりやりがいをもって看護に取り組んでいます。
看護師 2年目、日々先輩看護師にアドバイスをもらいながら自己研鑽に励み、楽しく看護師として働いています。患者さんが笑顔で生活の場へ退院していく姿に喜びを感じています。
鶴岡協立リハビリテーション病院2階北病棟
鶴岡協立リハビリテーション病院2階北病棟は回復期リハビリテーション病棟です。脳卒中などの脳血管疾患や、大腿骨などの骨折、外傷などによって脳や脊髄を損傷された患者様が、救急病院などの急性期病院で治療を受けた後なるべく早くリハビリ専門の医療施設でスムーズに在宅復帰出来るよう日常生活動作(ADL)の改善を目的としたリハビリテーションを集中的に行います。入院時に患者さん、ご家族様に面接を行い、医師をはじめ看護師・介護福祉士・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・栄養士・医療ソーシャルワーカーなどの専門職がチームとなり共同で患者さんにあったプログラム(リハビリ総合実施計画書)を作成し実践しています。患者さんの状態や家庭環境を踏まえ、多職種でカンファレンスを行い早期の社会復帰を目指していきます。
当病棟では「活動と参加」の視点で患者さん・ご家族に寄り添う退院調整が出来るように関わっています。また、回復期リハビリテーション看護師や認知症専門士も在籍しており、認知症ケアや高次脳機能障害のある患者さんへの支援・リハビリ看護や退院調整で難渋することがあればサポートできる体制を整えています。
鶴岡協立リハビリテーション病院3階病棟
当病棟は療養病棟です。急性期の治療を終えても、医学的管理が必要な患者様が多く入院されています。経管栄養での栄養管理、酸素吸入や喀痰吸引などの呼吸器管理を必要とする方、骨折後のリハビリが必要な方、重症度の高い方など、ご自宅への退院や施設入所するにはまだ不安が残る患者様に対して、看護・介護・リハビリテーションを行う病棟です。また、医療依存度が高い患者様の在宅介護を支援できるよう、ご家族の負担軽減に向けたレスパイト入院 (短期入院)も受け入れしています。また、長期入院となる方も多く、精神的ケアとして手工芸を取り入れた季節の飾りつけや誕生会といったレクリエーションの充実に向けて、病棟スタッフやリハビリ技師が協力して取り組んでいます。
鶴岡協立リハビリテーション病院外来看護科
「外来は病院の顔」とも言われます。
常に患者さんを温かく迎え、日々安心して医療を受けられるようにお手伝いするとともに、親しみやすさと信頼を感じていただけるよう努めています。患者さんの状態や年代に合わせて接し方を考え、わかりやすいコミュニケーションも心がけている他に、スタッフ同士の協力もすすんで行い、より良い治療環境づくりに取り組んでいます。
地域医療連携では、入院が必要な患者さまのご紹介を受け、患者様やご家族の入院に対する不安を緩和させ、入院後スムーズに療養できるようなサポートや、医療機関同士が互いに連携をとり切れ目のない医療を提供できるよう努めています。
外来では患者さんと接する時間が限られています。限られた時間の中で患者さんの抱える問題点を明確にして安心して療養生活を送ることが出来るような関わりが必要です。私達は、早期に問題点が把握できるように、常にアンテナを高くし、小さな気づきを大切にすることを意識し、患者さんに寄り添う看護を目指しています。難しい事例にもたくさん出会いますが、カンファレンスで知恵を出し合い、事例からも学ぶことも大切にしています。
また、在宅で患者さん、ご家族を支援していくためには、多方面から患者さんを捉える事が大切です。看護師1人ひとりの支援からチームでの支援、更に地域での支援へと他職種・他の事業所との連携を強化する事が欠かせません。そのためにも地域への情報発信や積極的に家庭訪問等地域へ足を運ぶ事も必要と考えています。
患者さんは一人ひとり背景が違います。そんな中で『患者さんが住み慣れた地域で自分らしく生活が出来るように』在宅医療支援を円滑にするプロフェッショナルとなれる外来を目指して日々頑張っています。
協立大山・三川診療所
2020年度からは三川、大山診療所の看護師が統合し看護師5名、介護福祉士1名でそれぞれの業務をおこなっています。安心して受診していただけるよう、より良い接遇を心がけ外来通院~検査・入院~退院~在宅療養そして外来通院へと、関係する職種と連携や情報共有を行いながら、切れ目のない看護を提供させていただいています。
地域包括ケアシステムの向上、構築が求められるなかで生活指導や環境調整、ADL低下・予防に努め患者・家族のニーズに応じた支援ができるように相談等も行っています。
地域活動もコロナの影響で中止もありましたが、少しでも地域の方に顔を覚えてもらえるように参加し、スタッフ一同協力し合い頑張っています。
しろにし診療所
しろにし診療所は山形市の西側にあり、1995年に開設しました。外来診療や在宅・施設への訪問診療、ワクチン接種や健康診断を行っています。
住み慣れた地域で自分らしい生活が送れるよう、患者さんのことを第一に考え、身近に寄り添う診療所を目指しています。開設当初から来てくださっている患者さんや認知症を患っている患者さんもおり、個々に合ったコミュニケーションや看護を心がけています。患者さんの笑顔と「ありがとう」を励みに、3人の看護師が医師や事務職員、介護施設の職員とも協力しながら楽しく働いています。
鶴岡協立病院附属クリニック看護科
協立病院附属クリニックは、完全予約制による内科、神経内科、泌尿器科などの慢性疾患の定期通院される患者さまに対しての全身管理に携わっています。検査・治療・教育入院等は、主治医からの指示を受け病棟と連携し、不安なく入院出来るようにご説明・ご案内をしています。同時に、終末期・在宅移行期への援助も医療・介護・地域の方々との連携強化に努めています。また小児科を構え、予約なしの通常診療と予約制での各種予防接種と専門外来があります。小児の救急搬入の受け入れも行っております。
スタッフ一同、患者さま・ご家族からの感謝の言葉に支えられながら、やりがいを持って明るく元気に仕事をしています。
訪問看護ステーションきずな
自宅や施設で療養される利用者様やそのご家族様に寄り添い、生活している場所で看護をさせていただく部門です。住み慣れた場所で生活をすることは、利用者様の人生の中で大切な事であり、そのお手伝いをさせていただける事を幸せと感じています。最近は、自宅で最期を迎えられる方も多く、「私たちはどんなお手伝いができるだろう」とスタッフみんなで悩み、考えながら、日々奮闘しています。
車を運転し、1人で訪問する事のプレッシャーや24時間対応の責任を感じる事もありますが、待っていてくれる方々のお顔を思い浮かべながら、困難をやりがいに変えて訪問しています。